皆様ご無沙汰しております。キッチンのパティシエ鈴木です。
日に日に日脚が短くなって、朝布団からでるのが徐々に辛くなってくる気候になってきましたね。
昨年は台風が多くて気がついたら夏から秋を飛ばして冬になっていましたが、今年はしっかりと秋を感じられる移り変わりを楽しめそうです。
さて秋といえばお決まりの、食欲、読書、運動など色々お題目がありますが、今年は秋といえば読書の秋をオススメしたいと思います。
料理人、パティシエともに読書とかしないイメージがあるかもしれませんが、この世界にも流行り廃りはありまして専門誌や、レシピ本など勉強しないことにはすぐに置いて行かれてしまいます。その為アンテナは常に高く、勉強は続きます。
好きでしている仕事なので、勉強も楽しいものなので、苦になることはまずないのですが、レシピ本を今日紹介されてもほぼ目にすることはないかと思われます。
なので、今日は料理人だけでなく普通に読んでも面白い料理人の本を紹介したいと思います。
タイトルは“天才シェフ危機一髪 世界一流レストランの舞台裏で起きた40の本当のお話”
タイトルだけでもちょっと読みたくなりませんか?
筆者はアンドリュー フリードマンとキンバリー ウィザースプーン。日経BP社刊。
スペインの超有名レストランからニューヨークの一流レストラン、結婚式などでケータリングをする女性料理人などか自らの失敗談を赤裸々に話したお話がてんこ盛りです。
勿論我々の仕事は安心、安全は当然のこと、美味しく、美しいことが求められます。
華やかに見えるお店や芸術的なお皿の舞台裏ではこんなこともあるのだと目から鱗になることは請け合いです。
更に“料理が苦痛だ”本多理恵子著 自由国民社刊
カフェオーナーなのに料理が苦痛と言う著者、タイトルは刺激的ですが、読むと納得の一冊。
私は料理するのが楽しいタイプなので家でもほぼ毎日料理しますが、偶に今日イヤだ、ごはん作りたくないとなるときはこんな本が側にあると心が楽になります。
レシピも載っているので、お得な一冊。
あとは映画化もした“面白南極料理人”西村淳著 新潮文庫
是非、本を読んでから映画を見ていただきたいです。
料理は勿論、エッセイとしても本当に面白いので、オススメです。
長々と趣味に偏った話をダラダラとしましだか、どれも秋の夜長に皆様に添い遂げられる様な良い本ですので、興味がある方は是非ご一読を。
追記 天才シェフ危機一髪は絶版になってる可能性もありますので、本屋ではなく図書館などで良ければお探しください。
それではまたお会いしましょう。
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オランジュ:ベール