こんにちはオランジュベールパティシエの鈴木です。
日に日に暖かくなってきておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか?
さて私たち料理に携わる人間は仕事が趣味みたいな人間が多いのですが、同じくらいオタクな人種も多いと偏見ながら、統計的に思ってます。
勿論私もその一人でして、今日はそのオタク趣味のひとつの読書を料理と合わせて紹介しようと思います。
料理に関する本といえば、レシピ本が圧倒的に多いですし、実際わたしも多く所持してます。あとは専門誌いわゆる月刊何々とか、料理何々みたいなですが、今回は料理のレシピ本ではない本を紹介したいと思います。
まずは「お菓子の歴史」トグロンヌ・トゥーサン=サマ著 吉田春美訳 河出書房新社刊
人類の甘味との歩みをまとめた、素晴らしい一冊。お菓子はなくても生きていけます、しかしそれでも太古から人類は甘味を求め、情熱をかけて洗練させてきた年月を興味深く、読みやすくした本です。
シリーズに「フランス料理の歴史」同著、同刊であります。こちらもオススメ。
次は「すべてはおいしさのために」河田勝彦著 自然食通信社刊
オーボンヴュータンというパティシエなら知らない者はいないという日本におけるフランス菓子の第一人者の河田勝彦さんの自伝的な一冊。
第一線で走り続けてる、真摯にお菓子と向き合ってる、本当にお菓子が好きなんだと感じさせる職人の想いの詰まった言葉に読了後しばらく打ちのめされた本です。
最後は手前味噌ではありますが、我がブラス社長の著作から
「ウェディングプランナーになりたいきみへ2」河合達明著 幻冬舎刊
何故2なのか、勿論1もあるんですが、2の方が今一緒に働いてるスタッフが沢山出てくるので読みやすいのと今の結婚式についての言葉が詰まっているからです。
社長の想いだけで綴られた一冊ではなく現場のプランナーやスタッフからの経験や想いが詰まってるので読みごたえのもあります。ちなみにチャプター2にでてくる森山というプランナーは今オランジュベールで支配人をしています。
新郎新婦の大切な1日である結婚式をさまざまなスタッフが協力して、その想いを積み上げて出来上がってできるのですが、そのことを忘れない為にも良い一冊です。
結婚式をお考えの方は是非ご一読を。
式場を考えるときの参考になると思います。
番外編「天才シェフ危機一髪 世界一流レストランの舞台裏で起きた40の本当の話」キンバリー・ウィザースプーン他二名著 日経BP刊
世界中の一流シェフ達がした失敗が詰まった現場の人間からするとあるある?で、爆笑と現場に居たくないと思わせるエピソードの数々、是非ご一読してみてください。
また機会があれば今回オススメできなかった本もたくさんありますのでご紹介したいと思います。
それではまたお会いしましょう!
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オランジュ:ベール