オランジュベール・スタッフブログ 愛知県日進市のハウスレストラン

ちょっと暑いくらいの日が続いて、桜もチラホラ咲き始めたこの頃如何お過ごしでしょうか?

さらに花粉症が酷くなってきたパティシエ鈴木です。

今日はみんな大好きカヌレについてです。

 

まずカヌレというのはフランス語で「溝のある」という意味で、正式にはカヌレ・ド・ボルドーといいます。

ボルドーワインで有名なボルドー地方のデザートともボルドー修道院で作られたとも。

ワインの澱を取り除くために卵白を使うため、残った卵黄で作られたのが始まりです。

蜜蝋を塗って、高温で1時間以上焼き上げることで外がカリッと、中はもっちりのカヌレになります。

ブラスではバタリーというカヌレなどの焼き菓子をメインとした店舗も展開しており、好評いただいてます!

 

さて、オランジュベールではカヌレを見学会で必ず、来てくださったゲストに食べていただいてますが、これもオーブンの温度や焼成方法など工夫と改善を加えたもので、年々良くなってきていますが、最近ではフレーバーを変えたり、粉類に米粉を使ったりして更なる進化を目指しています。

焼き菓子は何度作っても完璧ということがなく、季節、天気、湿度や混ぜ方など多くの要因で変わってしまうので飽きることがなく、バリエーションも豊かなので、これからもたくさん皆さんに召し上がっていただけるように作り続けるので、楽しみにしていてくださいね!

それではまたカヌレだけでなく様々なお菓子を用意しておまちしております!

 

皆様日に日に日足が長くなり、陽気な日が増えてきた今日この頃如何お過ごしですか?

春は花粉症でツラいパティシエの鈴木です。

さて本日はそろそろホワイトデーも近いということで簡単なお菓子作りを紹介しようと思います。

その名もショコラテリーヌ!

テリーヌって難しそうな感じですが、材料はシンプルです。

チョコレート、バター、卵、、グラニュー糖、薄力粉(リッチにしたいときはアーモンドパウダー)、リキュール(あれば)

これだけであとは湯煎とボウル、オーブンがあればできます!

まずはレシビ(11×14センチの型1台分)

チョコレート(61%以上)120g

無塩バター       120g(1cm角にカット)

卵Mサイズ       2個

グラニュー糖      60g

リキュール      20cc(好みでグランマニエ、ラム、ブランデーなど)

薄力粉        15g(アーモンドパウダーでも同量)

先ずはケーキ型に剥離ペーパーを貼り入れる。

オーブンを160℃に設定しておく。

ボウルに刻んだバターとチョコレートを入れて湯煎で溶かす(湯煎のお湯の湯気で溶かす、直接お湯に当てない)

溶けたらグラニュー糖を加える、常温に戻した卵を割りほぐして少しずつ加える、なめらかにもたっとする(乳化)ように合わせる。

リキュールを加えて(お子さんがみえるときは無くても)薄力粉を振って混ぜ合わす。

型に流し入れて、湯煎しながら160℃でオーブンに15分焼成。

中心がまだ固まっていなくても、冷やすと固まるのでフチが固まっていれば大丈夫です。

粗熱がとれたら一晩ほど冷蔵庫で冷やして、好みで甘みの無い生クリームを添えてどうぞ!

 

濃厚でチョコレートの美味しさがダイレクトに伝わる一品です!

是非お試しください!

今ならオランジュベールの内覧でもお召し上がりできます!

それではまた!

 

こんにちは!皆様まだまだ寒い日が続きますが、如何お過ごしでしょうか?
最近は花粉が気になりだしたオランジュベールパティシエ鈴木です。
そろそろ鼻に優しい高めのティッシュを買わなくてはと思う今日此の頃です。

さて、本日はデザートビュッフェで懐かしい給食メニューを取り入れたのでご紹介したいと思います。
給食、自分が食べていたのは、もうウン十年以上前のことなので時代が変わって、メニューも変わっているのかと思えばまだまだ同じメニューがありました。
学校の教員である新郎新婦様のお二人と相談して、デザートのビュッフェに給食を取り入れることに。
先ずは揚げパン!粉砂糖ときなこ、シナモンの3種類に自家製のプチパンを作り、揚げたものにまぶしました。
少し硬めの食感に香ばしいきなこの香りが懐かしい味わいに。
続いてクレープ包み、こちらはカスタードクリームに苺をのせて包みました。王道の美味しさ。
そして苺やパイナップル、オレンジ、ナタデココなどフルーツをふんだんに入れたヨーグルトのフルーツ和え。
隠し味に生クリームやはちみつを加えた贅沢な一品に。
更に15種類ものデザートを取り揃えて皆様に楽しんでいただきました。


お仕事や思い出のメニュー、家族の大切な味などデザートでもお二人らしさを演出できるのは一組様のずつ打ち合わせをしてすべてを決められるブラスグループでの結婚式ならではです!
是非これから打ち合わせを迎える皆様も、結婚式をお考えの皆様も参考にしていただければと思います。
それではまた新しい試みや楽しい演出があればご紹介したいと思います!

皆様明けましておめでとう御座います。 本年も弊店共々、何卒宜しくお願い致します。 さて新年早々の話題として相応しいか否かは置いておいてお正月に読んだ本の話をしたいと思います。 「マドレーヌとフィナンシェの実験室 配合、材料の検証と48のアレンジレシピ」加藤里名著 誠文堂新光社刊 マニアックです。マドレーヌとフィナンシェという焼き菓子のみに特化した内容で、材料の配合だけでなく、焼成時間や、混ぜ方、寝かせる時間まで実験と検証を行い、細かく説明、解説が入り目から鱗な一冊です。 勿論読んだからには当然実践したくなります。 正月三が日からフィナンシェを焼きたくてウズウズしてました。(笑) 先ずは本のレシピ通りに、それから自分のレシピと掛け合わせて、早速作って見ました。 うーん、美味しい。表面はサクサクで、中はしっとりふわふわ。 即採用、これから見学ご来館の方や、デザートビュッフェでもどんどん出していこうと思いますので是非気になる方はオランジュベールまでお越しくださいね! 見学ご来館の方にはカヌレなどもご用意しておりますので、そちらもお楽しみに! 今年もしっかりと勉強して皆様のもとにより良いものをお届けしますので、ご期待くださいね! それではまた!


こんにちはオランジュベール、パティシエの鈴木です。

服部料理長が毎朝のように寒い寒いとつぶやく季節が訪れましたが、日に日に寒くなってきましたね。
そんな寒い時期にオススメのビュッフェがこちら!

お汁粉と甘酒のビュッフェです。
このビュッフェは披露宴中に行うのではなく、ウエルカムとしてご来館されてすぐ、もしくは挙式と披露宴の間に楽しんでいただくものになります。

お汁粉の小倉あんは北海道産のものを使い、さっぱりとした甘さに、白玉も食べやすい大きさです。そしてこっそり栗も入っているので食感も変わってなかなかの美味です。
そして甘酒も手作りで、生姜を効かせた体の温まる一品に仕上げてあります。

普段は生クリーム、卵、バター、小麦粉がメインのお菓子作りですが、たまにこういった食材をつかうとまた改めて和菓子の奥深さに驚かされます。
苺大福が大好きなので、和菓子屋さんもよく行くのですが、洋菓子とは違う趣きも勉強になります。

これからの時期にぴったりのビュッフェですので、年末年始だけでなく是非ご利用下さいね!
勿論ご要望とあらば以前紹介したショコラショーなどもご用意いたしますので、合わせてお声がけ下さい!
それではまた!


こんにちは。オランジュベールの鈴木です。そろそろ寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて今日はそんな寒い時期にぴったりの温かい飲み物をご紹介したいと思います。


温めたミルクにチョコレートを溶かしたココアとも違う味わいのショコラショーです。
ショコラショーとは温かいチョコレートという意味です。

レシピはそれぞれですが、牛乳300ccチョコレート50g、好みでチリパウダーやシナモン、ブラックペッパーなどを少し。
チョコレートのカカオ分は好みで大丈夫ですが、60%前後ぐらいのものがオススメです。
オランジュではすこーしだけ純ココアパウダーとグラニュー糖を加えています(それぞれ3グラムくらい)
鍋に牛乳を入れて沸騰しないように温め、刻んだチョコレートを加えて溶かします。
コツは沸かさないこと、あとは溶けるまで混ぜ続けることです。
コップに注いだら生クリームを浮かべたり、チリパウダーやシナモンパウダー、ブラックペッパーを散らしても雰囲気がガラッと変わって楽しいですよ。

これからの時期是非お試しくださいね!
それではまた!

日に日に夏らしく暑くなってきましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?
オランジュベールパティシエの鈴木です。
今日はウエディングケーキについて少し触れようかと思います。

オランジュベールでは全てのウエディングケーキを新郎新婦さまとの打合せをしてデザインを決めています。
そこでのお二人の想いやこだわりを形にするのですが、今日はそのうちの一つを紹介します。

今日紹介するウエディングケーキはナチュラルでお花を使いたいというお二人の要望に応えてデザインをしました。
お花は生花でもプリザーブドフラワーでもなく、クリュスタッセという技法を使ったお花です。
簡単に説明すると花に卵白とレモン果汁を付けてグラニュー糖でキラキラとコーティングしたものになります。
それを乾燥させてキラキラとした結晶の付いた可愛らしいものになりますが、これを全て手作りで作ります。

お花もこだわりの色や形などを踏まえてお二人と何度か相談して決まったものです。
花を飾る周りにはローズマリーを使った同じクリュスタッセを並べて落ち着いたカラーで仕上げました。

クリュスタッセは早く作りすぎると枯れてしまったり、色が落ちたりするので、本番に合わせて逆算して仕上げます。

たくさんのクリュスタッセの花とローズマリーの落ち着いたグリーンが素敵なケーキに仕上がりました。

フルーツや細工物を使ったケーキも素敵ですし、美味しそうですが、こういったウエディングケーキも趣きがあって良いものです。

これからウエディングケーキのデザインを考えることになっている皆さんは色んなアイデアを持ち込んでいただければと思います。

またそのアイデアが少しでも形になり、お二人の思い出として披露宴のワンシーンを飾ることができれば本望です!
是非色々ご相談下さいね!

それではまた!

日に日に湿度と気温が上がってどうにもこうにもな、次の休みにはエアコンを掃除しようと固く決意しているオランジュベールパティシエの鈴木です。

さて今日は夏のデザートと言えばというテーマで話そうと思います。

オランジュベールの夏のコースのデザートは紅茶と桃を使ったプリンとジュレのデザートですが、もう少しご家庭でも簡単に手作りできるもので話を進めます。

さて、夏のデザートといえば氷菓、アイスクリームやアイスキャンディ、かき氷など冷たいデザートが先ず思い浮かぶと思います。

昨今では安価でアイスクリームやかき氷を本格的に楽しめるものが手に入るようになりましたので、今回はかき氷をお家で楽しめるように手作りシロップをごご紹介します。

かき氷自体は市販の機械なり、かき氷機を使って下さい。なるべくカチワリやロックアイスなどを使うことをおすすめします。空気があまり含まれていないので溶けにくく、水っぽくならずに楽しめると思います。

 

さてシロップですが、砂糖水を先ず用意します。

お水500CCにグラニュー糖615グラムを鍋に入れて、沸騰させないように溶かす。溶けていれば良いです。(作りやすい量ですので、割合を見て増減して下さい)

冷めたら次はお好みのジャムを用意して下さい。

いちごジャムでもマーマレード、ブルーベリー、りんご、何でも良いです。先程のシロップとおおよそ1対1で割るだけで完成です。(あとはお好みの甘さに調節して下さい)

オランジュベールでは手作りのジャムて作りますが、市販品のジャムでも十分に美味しく、オリジナルで作れます。

またリキュールを加えたりするとぐっと大人味になります。

他にも濃い目に溶いたインストコーヒーや抹茶などで割ればコーヒーや抹茶のシロップに。フルーツ缶詰めや練乳、生クリームなどでトッピングを楽しんでみてもいいかもしれません。

簡単ですが、色がついてるだけのシロップより楽しめると思いますので是非お試し下さい。食べすぎてお腹を壊さないように気をつけて下さいね!

それではまたお会いしましょう!

なかなか梅雨も明けない今日此頃、如何お過ごしでしょう?

私は雨続きで疲れが抜けずに休みはゴロゴロしております。

そんなオランジュベールパティシエの鈴木です。 さてそんな休みはゴロゴロしている私ですが、今日は真面目に仕事のお話です。

結婚式、披露宴の象徴的なイベントといえばウエディングケーキ入刀ではないかと100人にアンケートをとればそこそこの人数が回答してくれるといいなと思うパティシエですが、今回はそのウエディングケーキを決める打合せについて少し説明したいなと思います。

 

オランジュベールでは他のブラスグレープの店舗と同様にひと組ずつ打合せをしてウエディングケーキをオリジナルでお作りしております。

流れとしては披露宴2〜3ヶ月前に打合せになります。 披露宴のテーマや、趣味、職業、出会いや思い出の場所など大切な想いとともにデザインを決めます。 丸や四角だけでなくさまざまな形に、段数や盛り付けるフルーツ、ときには細工や生花なども使いながら世界で一つだけのオリジナルケーキをイラストにしながら決めていきます。

時間としては30〜40分くらいですが、みっちり細かく、しつこく確認しながら決めて行くのでこれからの方は覚悟をしておいて下さい(笑)

打合せが終わったときに笑顔で、期待していただけたと手応えを感じると非常に嬉しいのと重圧があります。

あとは本番で喜んで貰えるように全力で作るだけです。

SNSなどでウエディングケーキのデザインは多くの情報が流れて、流行り廃りだけでなく多くのアイデアが溢れていますが、そこにきちんとお二人の想いを乗せて作ることがブラスのウエディングケーキの特徴だと思っているのでこれから打合せする方は是非楽しみにお待ち下さい。

それではまたお会いしましょう。

 

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毎度ご無沙汰しております、オランジュベールのパティシエ鈴木です。

日に日に日脚が短くなって秋から冬へと移り変わりを感じるようになった今日この頃ですが、皆様お風邪など召してはおられないでしょうか?

さて今回は、お菓子を作らない仕事の話をしようかと思います。

私の仕事はパティシエなので、お菓子を仕込んだり、ウエディングケーキに使うジェノワーズ(スポンジ生地)を焼いたり、マジパンなどの細工ものを作ったりがメインではあります。しかし仕事中でもお家でも常にできる大切な仕事が実は沢山あります。

それは情報の収集と整理、そしてそれらの活用です。

情報の収集とは専門誌やレシピ本などを読むなども勿論ですが、テレビを観ていても、ケーキ屋さんなどのパティスリーを見に行くのも、コンビニに行くのも、スーパーに日々の買い物をしにいくのも全て含まれます。

テレビでは流行のスイーツを特集する番組はしょっちゅう流れていますし、ケーキ屋さんは見るだけなら無料で飾り方や組み合わせ、形を見ることができます。コンビニには次から次へと季節に合わせた、マーケティングされて、流行を取り入れた新商品が並び、スーパーには旬のフルーツが色とりどりに売られています。

スマホをちょっといじればデザートのレシピが溢れて、盛り付けや映える写真が氾濫しています。

ただ其れらを眺めているだけでは実は何も生まれてくることはなく、その中から取捨選択をして整理しておくことが大切かなと、そしてその情報をどう日々の仕事に活かしていくか。

そこでどう活用するかというと季節ごとの婚礼のコースのデザートを考えるというところに話が進みます。

日々の様々な情報からイメージを膨らませて、季節にあったフルーツ、食感などのテクスチャーの組み合わせ、使うお皿のイメージ、盛り付けなどを考えて行きます。

これは仕事中よりもお家でリラックスしていたり、お風呂に入っていたり、トイレ(失礼)だったり、家族と話をしているときなどにフワッと湧いてくることが多いのです。

またこの作業はとても楽しいので、大体いつもしています。

半分妄想みたいなものです。

(ボンヤリしているように外からは見えているかもしれませんね)

テレビで観た美味しそうなお菓子に、ケーキ屋さんで見た素敵な飾り付けを真似して、とイメージを詰めていきます。

勿論考えてるだけではデザートは完成してくれないので、その中から仕込みの段取りや、予算、そのコースとの兼合いなどを加味して、試作を繰り返してようやっと完成します。

実際つくってみたら思ってたのと違うことも多々あります。また思っても見なかった新しいものができることもあります。

それも含めてデザートを作るということの楽しさがあるのかなと思います。

またそこから生まれたデザートを楽しんでいただければこれに勝る喜びは無いのです。

 

是非結婚式をお考えの方も、ご参加される方も、細やかなものではありますが、主役のお二人を祝福されつつも想いを込めて作った、或いは日々の妄想から作られた、デザートも楽しんでいただければと思います。

長くなりましたが、また機会があれば色々書きたいとおもいますので、宜しければご笑覧下さい。

追記 冬メニューは完成してしまったので、今は春メニューで妄想を楽しんでおります。